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久しぶりに見ごたえたっぷりの社会派アクション映画に出会った。
ただの娯楽映画にとどまらず、南アフリカシエラレオネの目を覆うほどの危機混沌とした内戦の悲惨さを余すことなく伝えている。
子供たちが洗脳され、ためらいもなく人々を殺戮するシーンは恐ろしく、歪んだ善悪をも純粋な心はたやすく受け入れてしまう。
このブラッド・ダイヤモンドでは、そんな内戦の悲惨な状況の中で、一人のアフリカ人ソロモンが強制作業中に見つけた、とてつもない価値を持つ大きなダイヤモンド原石をめぐる手に汗握る争奪劇である。
争奪劇と言っても、秘密裏に取引され裏操作されるダイヤモンド・マーケットにもメスを入れ、アフリカ人ソロモンとその家族愛、レオナルド・ディカプリオ演じるアフリカ生まれの孤独な白人ダニーの夢と希望を織り交ぜたスケールが大きな作品であった。
長時間上映とは言え、始終緊張感に包まれ、メリハリのあるストーリー展開は飽きさせることがないし、涙腺も思わず緩んでしまう。
レオナルド・ディカプリオ演じるダニーとジャーナリストのマディ(ジェニファー・コネリー)との絡みも、始終プラトニックに徹し、ハリウッド娯楽映画特有の過剰なサービスもなく、自然で好感が持てる演出である。
そして、特筆すべきはレオナルド・デカプリオの演技である。
個人的にはこの俳優には興味がなく、日本人の多くの女性が騒いでいたのが理解に苦しむほどであるが、このブラッド・ダイヤモンドでは、孤独な南アフリカ生まれの元傭兵と言う役どころを、魅力的に演じていた。
ファンではない私から見ても、このブラッド・ダイヤモンドのレオナルド・デカプリオは今までになくカッコいいと心から思ったほどである。
アカデミー賞を残念ながら逃してしまったが、受賞に値するすばらしい演技であった。
そして、ジャーナリスト役のジェニファー・コネリー は知的な面差しで、 危険な地で命を張って取材するジャーナリストと言う役がはまっていた。
シナリオも良くできているし、演じる俳優人も文句なしで、良質の作品であった。
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