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映画
ハード キャンディ -Hard Candy

ハードキャンディ image
監督:デイヴィッド・スレイド
脚本:ブライアン・ネルソン
出演:パトリック・ウィルソン、エレン・ペイジ
評価:★★★★
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icon ハードキャンディ−ストーリー

出会い系サイトで知り合ったヘイリーとジェフ。
ヘイリーは、好奇心旺盛な14才の女の子、ジェフは、32才の売れっ子カメラマン。
3週間の間、二人はお互いのことを話し、ついに実際に会う約束をする。待ち合わせのカフェで初めて会う二人。
14才にしては、大人びて見えるヘイリーに、ジェフは一目で惹かれる。
彼は郊外にあるスタジオ付きの自宅へと少女を招き入れるが、それは彼を陥れるために仕組まれた巧妙な罠だった。

 
icon ハードキャンディ−感想


このハードキャンディと言う作品は、秀逸なスリラー心理劇である。

始めはスティーブン・キング原作の『ミザリー』の少女版なのかと思いきや、この作品はそれほど単純ではなかった。
二転三転するストーリー、観る者は善悪の混迷に陥る。
あるときは加害者である少女を被害者の男性とともに憎む、そして次の瞬間その憎しみさえ揺らいでしまう。


この作品ハードキャンディは主人公の少女と男性の二人で進行する心理劇であり、こと細かな会話を聞き逃してはならない。
14歳のあどけなさを残したかわいい少女と笑みが爽やかなハンサムな男性。
しかし、少女はある時点でその天使のような微笑の裏に隠された狼の本性を表し、男性を恐怖のどん底へと導く。

身動きが取れないように縛り付けられ横たわった男性の股間には、氷の詰められたビニール袋が乗せられている。
これから少女は男性をまるで動物のように去勢するという。
これは男性なら死に相当する行為であろう。
その恐ろしさに加害者の男性とともに観客は震え上がる。

そして、この二人の会話のやり取りによって、観客はそれまで知りえなかった事実に直面する。
それも小出しにちらりと見え隠れするように、徐々にジワリと。
実に巧みな演出、脚本である。
細部まで描き方が丁寧であり、ところどころに張り巡らせた伏線はその後に大きく意味を成してくるのだ。
最後にどんでん返しの結末で観客をあっと驚かすような手法はよくある形であるが、この作品のように会話が進行して行くうちにジワリと見え隠れするような心理的効果を狙った種明かしと言うのは、よほど脚本が優れていないと成功しないだろう。


制作国はカナダであり、長編初監督となる『デイヴィッド・スレイド 』。
驚くべきことに、この作品をたった18日で撮りあげたそうである。
脚本家である『ブライアン・ネルソン』も映画脚本はこの作品が初である。

そしてキャストは、少女に翻弄される男性に『オペラ座の怪人』でハンサムで麗しいラウルを演じた『パトリック・ウィルソン』。
くせのないその上品な風貌に女性はうっとり魅かれてしまう方も多いのではないだろうか。
この作品でもそんな彼の風貌が相まって、女性は彼に肩入れしてしまうことであろう。
そんな彼の容姿がこの作品では大きく意味を持っている。
何故なのかは映画をご覧になっていただきたい。

そして少女を演じるのが撮影時に17歳の『エレン・ペイジ』 。
身長がなんと152cmと言う超小柄なせいか歳の割りに幼く見え、本作品の14歳と言う設定が実に自然である。
狂気迫る演技に本作では誰もが振るえ上がることであろう。
本作品での演技が認められ、[X-MENファイナル ディシジョン」出演を抜擢されている。
現在19歳と言うが、小柄なせいかやはりいまだに幼く見える。
これからの活躍が大いに楽しみな女優である。

本作品はあくまでスリラーサスペンスであり、過激な言動はあっても、描写は一切ないので、どなたでも安心してご覧になれることであろう。
ぜひこの秀逸な心理劇で、ドキドキした経験を味わっていただきたい。
特に男性諸君にとっては刺激的この上ないであろう。(笑)

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