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映画
PROMISE 無極  − The Promise

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ジャンル:アクション、ファンタジー
監督 : チェン・カイコー
出演 : 真田広之、 セシリア・チャン、 チャン・ドンゴン、 ニコラス・ツェー
日本公開:2006年2月公開 
制作国: 中国・日本・韓国
評価:★★★★

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icon ストーリー
アジアの架空の時代、国を背景としたファンタジー超大作。

戦乱の世で親を亡くし、行き倒れ寸前だった少女・傾城は女神から真実の愛と引き換えに、すべての男からの寵愛と何不自由ない暮らしを約束され、やがて王妃の座についた。
その頃、王を支える無敵の大将軍・光明はこの世のものとは思えぬ脚力を持つ奴隷の男・昆崙に目を留め、自らの従者とする。やがて2人は、無歓の反乱に遭い危機に陥った王を救出するため城へと向かうのだが…。
 
icon 感想


チェン・カイコー監督作品といえば、 『花の愛』、『さらば、わが愛/覇王別姫』、『北京バイオリン』など正統派作品が多いが、
このPROMISEは今までの作品にはない大スケールのファンタジー作品である。

今までのこの監督の作品を観て、それを期待すると、全くジャンルも違うし大きく肩すかしを食うことであろう。image
現実的なテーマの肉厚な人間ドラマを得意とする監督が、CG満載のファンタジー映画を監督。

始めの10分間ぐらいは、あまりにとっぴな映像で、私自身驚き、思わず爆笑してしまった。

牛と一緒に疾走するチャン・ドンゴン・・・こ、こんな事ありえない・・と。

しかし、その後の展開を見ると、何故彼がこのように人間離れした走りが出来るのかと言う答えに自然と納得が行く。

これはあくまでファンタジーである。
歴史を基にした作品でもなく、架空の国、時代を舞台にした物語なのである。
今までチェン・カイコーの作品のように正統派路線を行く文芸作品が苦手で、娯楽作品が好きと言う方も難なく物語りに惹きつけられると思うし、また正統派路線を期待していた者も、いつの間にかスピーディな展開に目が離せなくなるであろう。

これだけ大規模なテーマとなるとCGに頼る場面も多く、CG技術などはアメリカのそれとは比べ物にならないほど技術は低いが、その低さを俳優人の演技、そして美しい映像、演出でカバーしている。
物語の展開も実にスピーディであり、観る者は一瞬たりとも目を離せず、物語の世界へ惹き付ける。

image奴隷昆崙を演じる韓国俳優のチャン・ドンゴンもに日本俳優の真田広之も吹き替えなしで広東語の台詞をしゃべり、双方存在感も貫禄も十分、激しいアクションシーンも難なくこなしていた。

確かに韓国の俳優で、香港映画の大きなスケールで浮くことなく演じられる俳優は、チャン・ドンゴンくらいしか思いつかない。

癖のないのっぺりとした顔の韓国俳優が多い中、確かに彼は異形を放っていたし、いい意味での癖のある俳優である。
四天王と呼ばれる韓国俳優の中でも、彼は韓国人と言うことを感じさせない無国籍な顔立ち故、他の3人に比べてあくが強いイメージがある。
それ故、中国の巨匠の一人であるチェン・カイコーのような大監督作品の主要キャストに選ばれたのだろう。

奴隷である俊足の昆崙を素朴にまた力強く演じており、これを機にアジアだけでなく、いつかハリウッド作品のような大きな作品でぜひ活躍して欲しい。
この作品を観て、初めて彼のスケールの大きさを認識した。

そして日本俳優、真田広之。image
私は以前この俳優を好きではなかった。

しかし、以前『陰陽師』を観たとき、実に巧みで存在感のある演技に、それまで抱いていた『アクション俳優』と言うイメージが大きく崩れ、『演技派俳優』と言う位置づけに変わった。

元々JAC(ジャパン・アクション・クラブ)出身なので、言わずと知れた運動神経で、殺陣も香港のアクションスター同様こなし、小柄ながらそんなことを感じさせない、大きな身のこなしに大将軍としての貫禄も十分であった。

『ラスト・サムライ』の時は、渡辺謙の存在感が大き過ぎてあまり目立たなかったが、この作品ではチャン・ドンゴンと互角に主要キャストを演じている。
この作品を機に、彼も世界に大きく羽ばたいて欲しいものだ。

そしてこの二人に愛される美女傾城を演じるのが香港の女優セシリア・チャンimage
とにかく惚れ惚れするほどの美女ぶりである。
日本や韓国にも彼女に匹敵するほどの美女は見たことがない。
スタイル抜群、顔は隙がないほど美形。

すべての男を虜にし、兵士らも彼女の一言で武器を下ろしてしまうほどの美女と言うのが全くもって納得の美女であった。
今アジア女優で世界的に活躍するのは、チャン・ツィーであるが、彼女は決して正統派の美人ではない。
清楚で可憐な魅力の溢れる女優であり、隣のお姉さん的雰囲気があり親しみやすいが、このセシリア・チャンは、深窓の美女と言ったところか。
あまりに綺麗過ぎて、ちょっと近づきがたいイメージがあるが・・。

『韓国の人気映画『猟奇的な彼女』『花嫁はギャング・スター』などは自分が演じたらもっといい演技が出来たのに』と公の場で堂々と言えるのは、美女ならではの自信の表れか。
確かに両作品のヒロインは、中国の美女の基準としては大きく異なり、正統派美女が好まれる中国映画界では、個性的が売り物の彼女らは異形の存在であろう。

そして北の公爵を演じたニコラス・ツェーは、冷血な悪役がはまり役である。image
癖のない美しい顔立ちながら、冷血に人を殺していく彼は実にクールである。
真田広之との激しいバトルシーンでは、しなやかにクールに演じていた。
美形だし日本人の女の子が好みそうな容姿であり、彼のほかの作品も観てみたいものだ。

そして、中国映画の名作のひとつである『山の郵便配達』で、息子役を演じていたリィウ・イェは、黒衣の刺客『鬼狼』を演じている。と言っても、観た後にオフィシャル・サイトで初めて同一人物だと知った次第ではあるが。
黒子の様に顔半分は隠れているし、特殊なメークの為、同一人物だと言うことに気付く人はほとんどいないであろう。
役柄も180度違い、仲間を裏切り、自ら生きることを選んだこの人物の悲哀を哀愁を持って演じていた。

この作品は家でDVD鑑賞ではなく、ぜひ劇場の大きいスクリーンで観て欲しい。

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